休むとは
かくしてうつ病と診断され休職を経て退職さざるを得なくなった私ですが、その前に大きな失敗をしてしまうことで「今の活動」に繋がることになります。
愚痴を以下に連ねてしまう前に、同じような境遇にいる方がもし見ていたら私のようになって欲しくないので先にいいます。病気や怪我による休職や退職前に時短などを進められても、継続して1年以上の被保険者期間がある状態ならどうか保険から抜けないでください。
さて、みなさんは自分が持病とも呼べるような偏頭痛だったり体調不良だったりをよく起すことを分かっていて就職する場合、予め会社にはそのように説明しそれを分かった上で、それに見合った形態で雇用してもらうかと思います。私もその一人です。
で、長年趣味でかじり続けたことがスキルとして評価され、私からしたら憧れのような就けるとは思ってなかった職業に採用して頂いたので、内容も好きだったし出来ることも多かったし、入社して早々にそこそこのスキルを見せることが出来、面白い仕事だと思っていたので積極的に勉強もしていたので、1ヶ月もせずあれもこれも器用貧乏に出来るようになったがゆえ、便利屋位置に収まってしまったわけです。そうなるとあとはもうまぁ結構な速度でこの職場でも渡される仕事量が増え、責任が増え、締め切りに追われることになります。頼られることは嬉しいことです。仕事が出来る人と思われるのは嬉しいことです。評価されることは嬉しいことです。応えたいと思います。ただ、それはあくまでも雇用形態やお給金、もろもろの条件化の範囲内での話であって限界はあります。好きだし面白いと思っていたので多少の無理もどうにかします。限界が来るまでどうにかしてしまいました。最終的に実力を見込んでだの、力があるだの、ゆくゆくはだのの言葉を並べて雇用形態や時間、お給金に見合うとは思えない仕事内容・量、責任が発生する仕事を押し付けられ、便利屋ど真ん中に収まってしまったがゆえ当たり前のように終わるわけもない締切日にばかみたいにあれこれと言われることになっていました。A専門C専門の人はお互いに文句を言い合い、歩み寄らず、AかCかしかせず、社長も革新や新しさを求めてるような事を言いながら結局懐古的な手法しか認めない。B位置に収まってしまった私は板挟みです。無理無理。でも日本ってそういう人間ばっかりですよね。損する人間が必ずいる。色々下手くそなやつがその穴に落ちるだけです。私は、ずーっと、ずっと同じことを繰り返して生きてきました。持ち上げられて、頑張って、どぼん。
でも私だけじゃないですよね。みんな、そうやって大なり小なりの我慢をして生きています。上手にガス抜きしたり、頑張ってるんですよね。それってすごい事。本当に。
結局パンクした私は案の定体調を崩し、時短を進められたのでその時は何も考えずありがたい事だとそれを飲み形態を少々変更し勤めていましたが、勤務時間が契約上減り保険から抜けてしまっただけで実情は何も変わりませんでした。渡される仕事は減ることはありません。
その後はおめでとうございます。うつ病との診断。心療内科から就労不可の診断書を受け取ると共に休職となり、最後はさよなら。退職です。会社は淡々です。そういうものです。
あんなに言ってくれてたのに、あんなに任せてくれてたのに、あんなに、あんなに。
ああ、べつに、私だからじゃなかったんだなあ。
出来る人がいれば誰だって同じだったんだなあ。
別に私が、勝手に責任感感じて、自爆しただけかぁ。そっか。そっかぁ。またかぁ。
なんだか自分がすごくダサくて、かっこ悪くて、みっともなくて、社会人として終わってて、恥ずかしい人間のように思ってしまって、きちんとした退職の挨拶もできませんでした。荷物も、お願いして誰もいない休日にそっとまとめて、社長にのみご挨拶とお礼の菓子折りだけお渡しし、逃げるように立ち去りました。荷物をまとめる日、久しぶりに会社へ行ったら、私の荷物はとても端っこの方に追いやられていました。
まぁ、上手に出来なかった私が悪いだけです。社会とはそういうものです。その社会に適合できない私がだめなのです。出来ない人間は価値がないので戦力外通告です。当たり前ですね。
何が言いたいかというと、今回の職場のストーリーだけでなく今までの人生で「適度に」が上手に出来ないせいで蓄積されて行ったストレスやらなんやらが溢れてしまったのです。前回お話したいじめを経て、元々の気質である「繊細さん」も相まって上手な方に比べて二乗三乗と疲れて、ストレスを溜めてしまったようですね。まぁ、誰しもストレス社会で生きていますので、あまり私は私はというつもりもありませんが。
さてお医者さんは言います。
「まずはゆっくり休みましょう」
人間生きていくにはお金が必要です。なので私は、退職する前に傷病手当について電話で問い合わせをし、退職後1年半はももらえると言われたのでそれを信じ退職したわけです。それだけ期間もあればなんとかなるだろうと。非常に浅はかでした。時既に遅しすぎるのですが。
これからどう治していくべきなのだろうかとうつ病やHSP系の色んな本を買ったり読んだりしながら、書類を用意し診断書を書いてもらい、手順に沿って申請を行いました。
結論から言うと、退職後は対象外と通達。WHAT?理由は愚痴前に書いた条件から外れていたからです。「就労不可」と診断が出ているため、次の求職活動も出来ないので失業保険も期間延長の手続きは出来ても受給は出来ません。他に金銭面でサポートしてくれる制度はありません。役所も年金や保険のみなさんはとても冷たいお返事しかくれませんでした。かくして私は就労不可なのにも関わらず一銭の援助も受けられず生きていかねばならない状況となりました。おーい日本、どういうこと?
ここでじゃぁ生活保護をうければいいのではという方もいらっしゃるでしょうが、私にはその選択はとても困難なものです。
そんな状況で「今は何も考えず、ゆっくり休みましょう。瞑想とかいいですよ。」
むずかしい。それはむずかしい。そんな状況ではないんだが?「まぁまぁとりま切り替えて今は適当に休んで生きていこうぜイエア」なマインドになれるならそもそもこんな事になっちゃいないんだよなぁ。
不眠気味から不眠症へまっしぐら、2時間づつしか寝られなくなり、そのうち全く眠れなくなり、睡眠薬を飲んでも無理。気絶するように何日かして落ちるのを待つしかありません。眠らなければならないのに眠れない、今後のこと、今のこと、自分のこと、考えることがありすぎて、不安なことがありすぎて、考えてしまうことがありすぎて、絶望感と失望感、様々なマイナスな思考が私を眠りへと連れて行く事はありません。夢を見ることはあっても、いつも凄惨な死、血、異常なものへの変化、何かに追われ、苦しみを伴うものばかりです。起きてても不安寝てても不安、不安不安不安不安、そして恐怖。瞑想。目を閉じて思うことは不安と恐怖だけです。その感情を振り払うことも逃げることも出来ません。
そりゃ休まるわけないわ。
あっという間にうつ病と診断されてから半年以上が経ってしまいました。通うたびにお薬が増えていきます。あーあ。
今もどうやれば考えずにいられれるか分かりません。
今もどうしたら「休まる」のか分かりません。
夜、月をみながら思うのはなんでこんな人間なんだろう。誰か助けてほしい。でもそんな人いるわけない、自分がどうにかするしかないんだ。って。思ってしまいます。ダサすぎ。
以前質問箱に「たびたび幸せになりたいって言ってるけど、貴女の言う幸せってどういう事なの?」という質問が届いていました。
恥ずかしい甘えです。幸せに、ってのは、今のこの状況からだれか助けてくれって、Twitterに愚痴るしかないだけです。他力本願の甘ったれ思考を吐いてるだけ。ごめんなさい。
でも、同い年の旧友たちの名字が変わっていたり、笑顔で子供との写真をあげていたりするのをみると、こころがぐしゃってなる気持ちになるんです。みっともないのは分かってます。ないものねだりってやつです。
はあ、今日も夜が明けてしまった。
1コメント
2021.02.23 10:13